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当研究室が参加した共同研究の成果が英国 Nature 誌に掲載されました

概要:群馬大学工学研究科の山路稔准教授(応用化学・生物化学専攻)が参加する、岡山大学大学院自然科学研究科の久保園芳博教授(物性物理化学・界面物性学)らの研究グループは、ベンゼン環5個からなる有機芳香族分子「ピセン」へアルカリ金属原子をドーピングすることにより超伝導転移温度18 K(マイナス255℃)の新しい有機超伝導物質を発見した。この超伝導転移温度は平面構造をもつ有機物としては世界最高の転移温度である。また,従来より良く知られている有機化合物において超伝導が発現したのは,これまでの常識を打ち破る新しい発見である。

ピセンは下記の方法で作りました

Nature, 464 (2010) 76-79.